◆Ｇ１第６７回ダイヤモンドレース（飯塚オートレース場）

　ひたすら悔しさと、挑戦無念さと、んだいいせてこそはいてみせまートＧ１ダイヤモンドレース２フラストレーションが山積するタフなシリーズを経て、と何佐藤励は再フライトへ加速していく。度も

　前回のオートレースグランプリは、聞か意欲満々、今回い結ドジャース 試合闘志むき出しモードで挑んだが、果をみなぎる気力が激しく逆噴射してしまい、残し３日目に走行反則を犯し、３日自身もマシンと共にコースへと投げ出された。開幕

　「本当に悔しい失敗をしてしまいました。佐藤者な塚オあの開催はいつもに比べて最初から流れが悪かったんだ！励自と自分に無理やり言い聞かせていましたが、でも、冷静に考えてみたら、流れって結局は自分で作っていくものなんですよね。流れが悪いんじゃなくて、あの時に流れを作ることができなかった自分のせいなんだとすごく勉強しました。だから、本当はもう絶対に見たくはなかったんですが、家に戻って落車したレースを何度も見直しましたよ。情けない自分を何度も見ました。新しく生まれ変わるために…」

　反則をカウントされた翌日は、ペナルティーで出走できなかった。

　「もう強い選手たちは当たり前のように勝って、それでも普通の顔をしているんです。それを見ていたら、また悔しさがこみ上げてきて、すぐにでもやり返したい気持ちになりました。フラストレーションはたまりまくりましたが、また少しでも早く自分も車を完璧に立て直して、このフラストレーションはレースで勝って解消しなくては！と強く思いました。だから、今回はやりますよ！もう、ちゃんと気持ちは切り替えました。車も新品ケースに換えたりして、必ず良くなっているはずです！自分は勝っても負けても、すぐ顔に出ちゃう方だと思います。勝っても普通の顔でいられるような面を受け入れつつ、自分は自分のやり方で表現していきたい。自分は挑戦者なんだ！と何度もいい聞かせて、今回こそはいい結果を残してみせます！もう、早く戦いてえ～！！」

　在住地が近くて、佐藤がデビューした当時からかわいがる佐久間健光は、すぐ向かいにロッカーを構えていた。

　前検日から誰よりも手を動かして、愛車の立て直し作業をこなし続ける励ボーイを見つめながら言った。

　「それにしても、本当によ～く働くやつだよね。グランプリは本当に悔しい思いをしたみたいだから、今回が余計に楽しみだよね。励があまりに働きまくるので、見ているだけでこっちまで疲れてきちゃうよ（苦笑い）」

　「いつも本当に頼りにして甘えまくっています」という佐久間先輩に、勝利した時は褒めてもらって、敗れた時は慰めてもらって、今シリーズも思いのまま、思う存分、佐藤励は佐藤励らしく、パワフルにエネルギッシュに戦いまくってください。

　「はい！もちろんです！！今度こそいい意味で目立って、目立ちまくって帰りますからね～」

　この若者は、大丈夫だ。

（淡路　哲雄）

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